Impressive Sounds

素敵な歌声や音楽を求めて。

なめらかな薄氷のような癒しボイス:Katharina Kurzweg

Katharina Kurzwegさん。

なんて読むのか全然わからない。

ドイツ語わからないので。

カザリナさんでいいのかな。


"Gott deine Kinder" aus dem Musical "Der Glöckner von Notre-Dame"

 

この方のことはさっき知った。

月曜早々仕事でへとへとで、

何か、何か気持ちを癒してなだめてくれる曲はないかな

と思ったときに見つけた動画だ。

 

ノートルダムの鐘はとても好きな作品だけど、

今までこの曲(God Help the Outcasts)はあまり印象に残っていなかった。

北米版オリジナルのシアラも、

私が日本で観たことのある劇団四季の宮田さんも、

わりと熱唱系。

自分の好みだともっとしっとり歌ってほしいかな、

と思っていたからだと思う。

 

カザリナさん、

音程はちょっと不安になるところもあるんだけど、

高音がとてもやさしく響いてマイナスイオンでも出てそうな声。

「薄氷のような」と形容したけど、

別に温度感に乏しいということではない。

やさしくベールをかけるような歌で、

「あったかい」よりも「やわらかな涼しさ」

という感じかなと私は思った。

 

私はケルティックウーマンとか好きなので、

そういうのが好きな人は気に入るんじゃないかなと思う。

ケルティックウーマンについても、

そのうち書きたいなーと考えてるところ。

キュートと迫力を併せ持つストレートボイス:Hayley Gallivan

Hayley Gallivan & Gina Beck - Defying Gravity 29.04.2013 - YouTube

初のロンドン旅行は2013年夏に1週間ほど。

その短い滞在中にWickedは2回観た。

 

チケットは当日劇場窓口で買うことにしていたこともあって、

「ちゃんとチケット買えるかわかんないし、

ウィキッドレミゼ1回ずつ観れれば上出来だ」

くらいに思っていた。

そのときに緑の魔女・エルファバを演じていたのがヘイリーだった。

 

当時メインでエルファバを演じていたのはルイーズディアマン(Louise Dearman)。

ヘイリーはスタンバイで、

ルイーズが出演しない日のエルファバだった。

それは渡英前から知っていて、最初は、

「なんだ、代役の人か」なんて思っていた。

けどヘイリーの歌声を探してみたら、

私のは断然ルイーズよりヘイリーの声が好きだった。

 

ルイーズはメインキャストなのでもちろん素晴らしい歌声だし、

グリンダ・エルファバの2役を演じた女優としても有名。

ルイーズの声は不思議で、ハスキーなのに高音まで出る。

なんだかあのハスキーボイスは、

空気を揺らす波形が見えるように私には思える声。

ルイーズの歌も聴いてみたかったけど、

私の滞在中、彼女は夏休みだった。

 

話をヘイリーに戻して。

YouTubeでわかるとおり、

クセやアレンジの少ないストレートな歌声。

個人的に、まず音を疎かにせず素直に歌ってくれるというのは重要。

でも一本調子ということは全然なくて、

話し声の延長のような、

歌と喋りを行き来するようなエモーショナルな歌なのだ。

やっぱり彼女のストレートな「Defying Gravity」には心底感動した。

ルイーズをお手本にしてるのかな?と思わせる「look to the western sky!」の

「look」が特に大迫力。それと「ahhh~」のシャウト。震える。

少女らしい喋りと声が活きる「The Wizard and I」と「What is this feeling」は可愛くて。

 

声が可愛らしいから、

エルファバの年相応なティーンエイジャーらしさも出て、

今思うと貴重な女優さんだったんじゃないかとも。

歌のうまいエルファバ女優ってたくさんいるけど、

見た目と声がティーンエイジャーに近くて歌もうまい、

そういうバランスはヘイリーが一番良かったかも。

当時何歳だったのかな…調べたと思うけど失念。

 

あとは、本人も得意なナンバーと何かのインタビューで言っていた「No Good Deed」。個人的に欲を言うと、

この曲はもはや少しドスの効いた怖さがあってもいいと思うくらいなので、

ヘイリーだとちょっとそれが弱いかも。

でも、歌としては文句なしに素晴らしい。

話すような歌ですごく怒りが伝わる。

あぁ、またヘイリーの歌を聴きたいなぁ。

 

一応時々彼女の近況をチェックしてみてるけど、

Wicked後に野外劇場の公演に出たのを最後に、

ミュージカルには出ていないみたい。

マラソンを楽しんでるみたいなツイートは見かける。

歌ってほしいなとは思うけど、

彼女なりの幸せな人生ならいいなと。

短い期間ではあったけど、

素晴らしい歌を聴かせてくれてありがとう!

と人知れず彼女にお礼を言いたいです。

 

ゆるやかな始まり:Wicked

子どもの頃から音楽が好き。

USJ WiCKED Part-4

歌うのも好きだしピアノやドラムもやるし、
高校生になってからは邦ロックとかJPOPの
ライブも行くようになった。

ストレイテナースカパラフジファブリックSalyu、Superfly、Celtic Womanなどなど。
社会人になってからも、
休みにはフェスとかライブに行くのが楽しくて。
曲が気に入ればオペラにも行ったり。

そんな自分がゆるゆると、
ミュージカルにハマり始めた。
そのきっかけは「Wicked」だった。

2013年夏に「なんだかとてつもなくロンドンに行ってみたい!」という思いにかられ、
一人で1週間ほど旅行に行くことを決意。
ガイドブックを眺めながら、
「ロンドンってNYのブロードウェイに次ぐミュージカルのメッカなのか~。
エストエンドってのが劇場街なのね。
せっかくだからなんか観てみようかな~。」
そんなことを思いながらYouTubeを見てたら、
Wickedに出会ってしまったのだ。

これ、ロンドンのアポロヴィクトリアシアターでやってるやつではなくて、
大阪USJで昔やっていたショート版のショー。
でも、特に6:00くらいから始まるDefying Gravityという曲の高揚感とスケール感、
そして緑の魔女・エルファバ(この動画ではJemma Rix)のエモーショナルな歌声にまさかの涙。
これを機に、ミュージカルというか、Wickedを狂ったように好きになった。

結局、2013年夏にロンドンに行ったときは、
1週間の滞在中に2回観た。
だからなにという感じなんだけど、
とにかくWickedは私にとって特別な作品。
いろんなミュージカルを観るようになった今もなお。

はじめまして

書き始めたばかりで人目に触れないけど。
だれかがいつか見てくれるかもしれないし、
私はブログ書いてる人がどんな人か知りたいこともあるので、
簡単に私とこのブログについて。

あらためまして、はじめまして。
ややミュージカルに寄りつつ、
幅広く素敵な歌声や音楽を探すのが趣味な人です。

自分が「好き!」と思ったものはやたらと人に紹介したい気持ちがあって、
歌声や音楽なら聴いてもらうのが一番。
とはいえ音源や映像がYouTubeにあるとは限らないし、
国内外のミュージカル・ライブにも行くし、
自分の感じた素晴らしい「音」を文字でも表現できたらなと思ってここを始めます。

自分の感覚と一致した言葉でないと
安易に言いたくない・書きたくない性分。
つまり、見聴き・思い感じたことを
できるだけ的確に言葉にする試みでもあります。

お世辞抜きに誠実に書いて、しかも、
私の思う「素敵」や「好き」が少しでも伝わるといいなと願いながら!